赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜
「と、兎に角。これが本当なら大変なことだよ! 色々と準備しなきゃならないし」

ミラおばさんはあえて一番の問題点をスルーした。

恐らく、その部分は恐ろしくて考えたく無かったのだろう。


だがキサラが一番聞きたい意見はその部分。

ミラおばさんの言葉を押しのけ、聞いた。


「ねぇ、マクスウェル伯爵の噂、本当だと思う?」

「そ、それは……」
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