赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜
そんなキサラに、またもやセラの口から驚きの言葉が発せられる。


「それにしても、ジューク様は思っていたより手が早いのですね」

「……え?」

「これなら早くに子供の顔が見れそうで嬉しいかぎりです」

いつもの淡々とした口調が、最後の方だけ明らかに嬉々としたものに変わっていた。

だが、キサラにそれを気にしている余裕は無い。


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