赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜
第二章 戸惑いの夜
朝食を食べ着替えを済ませた頃、見計らった様にダンテが部屋を訪ねてきた。
「失礼します。キサラ様、準備は宜しいでしょうか?」
「はい?」
入って来るなりそう言ったダンテにキサラは間の抜けた返事をした。
だがそれも無理は無い。
準備と言われても、何の準備の事なのかキサラにはサッパリ分からなかったのだから。
「今丁度準備を終えた所です」
なのにセラはキサラの思いなど関係なくそんな返事をする。
「失礼します。キサラ様、準備は宜しいでしょうか?」
「はい?」
入って来るなりそう言ったダンテにキサラは間の抜けた返事をした。
だがそれも無理は無い。
準備と言われても、何の準備の事なのかキサラにはサッパリ分からなかったのだから。
「今丁度準備を終えた所です」
なのにセラはキサラの思いなど関係なくそんな返事をする。