赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜
(セラさんって何者?)

着付けを終え、片付けを始めたセラを侮《あなど》れないと思いながら見つめる。


(そういえば、昨日から一番近くにいるのにまるで私の不運のとばっちりを受けてない!?)

そこに思い当たったキサラは本気で驚く。


ミラおばさん程の強運の持ち主などもう出会えるわけがないと思っていた。

なのに二日側にいて未だに不運を受けていないと言う事は……。


(セラさんって、物凄い強運の持ち主なのね!)

最早感動に近かった。
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