赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜
キサラも考えた。
キサラと違い、守られていたメルリナ。
だがそれで自身が受ける不運から逃れられても、周囲の人への影響は防げるものでは無いのではないか?
守られていたからだとか、そういう問題ではない気がした。
なのにセラは何を考えてかとんでもないことを口にする。
「これは本当に早くお二人に結ばれて頂かなくては」
「へ?」
変な声を出してしまったキサラを気にすることなく、セラは蕩ける様な微笑みを浮かべ続けた。
キサラと違い、守られていたメルリナ。
だがそれで自身が受ける不運から逃れられても、周囲の人への影響は防げるものでは無いのではないか?
守られていたからだとか、そういう問題ではない気がした。
なのにセラは何を考えてかとんでもないことを口にする。
「これは本当に早くお二人に結ばれて頂かなくては」
「へ?」
変な声を出してしまったキサラを気にすることなく、セラは蕩ける様な微笑みを浮かべ続けた。