赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜
「そして可愛らしい子を産んで頂かなくては」

「はい!?」

結婚云々を通り越えて子供の話になるとは。

しかも無表情の仮面でも張り付いているのでは無いかとさえ思えたセラの顔が、頬を染め幸福そうな笑みを浮かべている。


あまりの事に驚いたキサラは後じさりしてしまい、ドレスの裾を踏んづけ転んでしまった。


ドスンッ

「ったぁー……」
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