赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜
太陽の光を避けて何とか執務室に来れた。
カーテンを締めきればそれ程辛くは無いため、蝋燭《ろうそく》の灯りだけで執務をこなしていく。
休憩も取らずに頑張れば、昼には急ぎの仕事だけでも終わるはずだった。
なのに……。
(何であの娘のことが頭から離れないんだ!)
仕事にすら支障をきたすキサラの存在が疎ましく感じた。
払い除けては蘇り、また払い除けては蘇る。
ウンザリした。
カーテンを締めきればそれ程辛くは無いため、蝋燭《ろうそく》の灯りだけで執務をこなしていく。
休憩も取らずに頑張れば、昼には急ぎの仕事だけでも終わるはずだった。
なのに……。
(何であの娘のことが頭から離れないんだ!)
仕事にすら支障をきたすキサラの存在が疎ましく感じた。
払い除けては蘇り、また払い除けては蘇る。
ウンザリした。