赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜
自分の不運が、何か悪い事を引き起こすには十分な状況だ。
だが、そんな不安を他所にクルスは馬車を出す。
「バレなくて良かったですね」
キサラにだけ聞こえるよう声を落としてクルスは言う。
(本当に良かったのかな……?)
馬車も動き出し、 後戻り出来ない状況になってもキサラの不安は無くならなかった。
だが、そんな不安を他所にクルスは馬車を出す。
「バレなくて良かったですね」
キサラにだけ聞こえるよう声を落としてクルスは言う。
(本当に良かったのかな……?)
馬車も動き出し、 後戻り出来ない状況になってもキサラの不安は無くならなかった。