赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜
「それで、どうすれば良いのかしら? ジューク様の後をコッソリついて行けば良いの?」

ジュークの女性の好みを知ると言っても、その相手は今ジュークと共にいる。

コッソリついて行って覗きでもしない限り見る事さえ叶わない。


「いえ、ジューク様が贔屓にしているアンジーと言う女性がいるので、今からそちらにご案内します」

「え?」

思いもしなかった事を言われ、キサラは軽く目を見開く。


贔屓している女性が他にいると言う事は、今日の相手は二番目に好みの女性と言う事になるのだろうか。
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