赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜
ホッとしたのも束の間。

忘れていた。
そのマクスウェル伯爵は吸血鬼の噂があるではないか。


「あの、もう一つ聞いても良いですか?」

質問ついでに、もう一つの疑問も解消しようと考えた。


「はい、なんでございましょう?」

「マクスウェル伯爵が吸血鬼、なんて噂はただの噂ですよねぇ?」

もはやそうであって欲しいという希望。
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