赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜
 

ガシッ


通り過ぎようとしたとき、突然腕を掴まれた。

そして問答無用で抱き上げられる。


「なっ!?」

驚き、そして勝手な行動に腹を立てた。


「何をするんですか。下ろして下さい」

抗議してもジュークは下ろしてくれない。


「足を痛めているんだろう? 大人しくしていろ」

そう言ってジュークは歩き出した。
< 230 / 438 >

この作品をシェア

pagetop