赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜
 

その日のレッスンも終わり、夕食までの時間何をしようかと思っていたときだった。


ダンスの復習をしようか。

(駄目。一人でやったら絶対家具にぶつかりまくって怪我をしてしまう)


紅茶を淹れる練習をしようか。

(って、これから夕食だし……)


フルートの練習は……。

(何かあって壊すといけないからって、セラさんがフルート持って行ったんだっけ……)



ことごとくうまくいかないものである。


考えに考え、結局読書でもしようかと思ったときドアからノックの音が聞こえた。
< 290 / 438 >

この作品をシェア

pagetop