赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜
でもその感想はすぐに逆転する。

苦しいと思ったのは、その男が自分の首を締めているからだと気付いたから。


(殺される……!)

そう思ったときには既に呼吸が出来なくなっていた。


息が吸えない。

朦朧《もうろう》としながらも、キサラは死にたく無い一心で暴れた。


すると、以外とあっさり男は手を放す。
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