赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜
「俺はジューク=マクスウェル。お前の夫になる男だ」

その答えはキサラが驚くには十分なものだった。


「嘘……」

目を見開き、驚愕という言葉そのままの様子で呟く。


ジュークは当然の反応か、と冷たく少女を見下ろす。

夫となる男にいきなり首を締められたのだ。
しかもかなり強い力で。

ショックを受け無いわけがない。
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