赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜
少しショッキングな事を考えていると、メルリナが絶妙なタイミングで「ええ、そうよ」と答えた。
(ええ!? 本当にアブノーマル!? ……って、違う。そうじゃないわよね)
慌てて考え直したキサラだったが、もう少しで口に出してしまいそうだった。
それを誤魔化すように真面目な顔で呟く。
「って事は、あたしの不運はジューク様の花嫁に選ばれたから?」
口にしながら、いったいいつ選んだのだろうと考えていた。
会った覚えなど無いというのに。
(ええ!? 本当にアブノーマル!? ……って、違う。そうじゃないわよね)
慌てて考え直したキサラだったが、もう少しで口に出してしまいそうだった。
それを誤魔化すように真面目な顔で呟く。
「って事は、あたしの不運はジューク様の花嫁に選ばれたから?」
口にしながら、いったいいつ選んだのだろうと考えていた。
会った覚えなど無いというのに。