私と彼の日課
そして何よりも一番癒されるのが……。

「このぷにぷに感がたまらない……」

ハルの肉球は柔らかくて、触っているだけで癒される。
彼がやって来る以前から私は犬の肉球が好きで、
友達の家に犬がいると遊びに行った時必ず触ってしまう。
親バカかもしれないけれど、ハルは今まで触ったどんな肉球よりも柔らかくて気持ち良い。
触られているハル自身はどう思っているかどうかは分からない。
けれど私にとってハルの肉球を触る事で、まるで全ての疲れが吹っ飛ぶよう。
これをしなければ一日を終わらせる事は出来ない位に。
そんな今日はハルに一つの報告があるのだ。

「ねえ、ハル。もう少ししたらね……」

新しいご主人さまが出来るかもしれないよ? なんて。
君は言ったら嫉妬するかな? いや、嫉妬するのは新しいご主人さま? 
それは一緒に住むまでまだ分からない。
< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

(KS)Brand new cherry.

総文字数/16,715

その他53ページ

表紙を見る
月明かりの子守唄

総文字数/1,851

ファンタジー6ページ

表紙を見る
突然呟いています。

総文字数/31,049

実用・エッセイ(その他)117ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop