君の声がききたい
「フットサル!!?」

「え?」


思わず、大声をだしてしまう俺。

隼人はタバコに火をつけながら、びっくりしている…





「フットサル…やってんの?」

「あ‥ああ。こんな足だけど・・・一応ね」


え……


「…違げえよ。そうゆうことじゃなくて…俺もフットサルやってんだよ」

「へ?あーそうなの??」


隼人の顔つきが変わる。




「なぁ…フットサルのチームとか入ってんの?」


隼人に興味津々になっている俺。



「うん、入ってるよー。一応今は30人くらいいるチームでさ」

「へえ」


30人か。

俺が今入ってるチームより、全然多いな…




「週に1回ペースで、グラウンド借りてやってんだ!たまに試合とかあったりして楽しいよ」

「そうなんだ」


いいな…




「あ。一応言っとくけど、もちろん一般のフットサルチームだからね?障害者専門とかじゃないから(汗)」

……!


「わかってるよ」


また気を使うように笑う隼人。

その顔を見ると、胸が痛い…





「奏はチーム入ってるの?」


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