君の声がききたい
携帯でピザ屋に注文し、しばらくすると…沙和の家のインターフォンが鳴った。

沙和の言った通り、インターフォンが鳴ると…モカとココアがそれを沙和に教えるように吠えていた。


俺はその光景を見て“すごいな”と感心しながら、ピザ屋に金を払った…

俺の横で沙和は、ピザ屋の配達員のことを興味津々で見つめていた(汗)




――『ピザ屋さん。テレビで観たのと一緒だった!』

――『ハイハイ(汗)ほら…冷めないうちに食おうぜ』

――『はーい』


リビングにピザを広げ、食べ始める俺たち。

沙和は嬉しそうにピザを頬張っていた…




沙和はかわいい。


顔もだけど…性格も。

なんか計算してなくて、素直だし・・


付き合った途端、

俺に甘えてる感じもなんともいえないんだよな。←


化粧とかも…濃くなくて、ちょうどいいし……

ファッションも…やりすぎてなくて、俺好みだし。



優しいし。

性格いいし…



うん。

言うことないな。






――『ねえ…手話さ・・私に教えてって言ってたけど……あとどこがわからないのー?』



――『うーん……わからないってゆうか・・あとは暗記だけなんだよな。手の動きと、単語がたまにごっちゃになるから…それをちゃんと覚えれば完璧』

――『そっかー』

――『手話を読み取ることはできるけど…自分でやるのはまだぎこちなくなっちゃうんだな(汗)みての通り』
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