君の声がききたい
ぷしゅっ


「ゴク‥ゴクゴク……」



なんか飲んでる…




カチ

ジュッ


タバコに火つけたな…




ちょん




すると…俺の腕をつついてくる沙和。

俺は平然を装って、沙和の方を向いた…




――『まだタバコ吸ってんの?』

「………」


沙和は化粧を落としていて、どこか幼い。

でもかわいい。


しかも…

私服からルームウエアってやつ?に着替えていた。

ルームウエア姿の沙和は、何ともいえないかわいさだ。




――『あ…私がすっぴんになったから、そんな顔してるのー?』

「え、いやっ」

――『いーもん…どーせ変ですよー』


俺の腕にもたれかかるように立って、タバコを吸う沙和。





う…

密着されると理性が…(汗)



――『奏もお風呂入っちゃったら?』

「は!?」

――『え…泊まってかないの?』

「………!」


沙和の発言に、正直驚いている俺。

とりあえずタバコを消す…
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