君の声がききたい
「・・いや(汗)」

――『泊まっていきなよ!明日一緒に大学行けばいいじゃん』
――『いやいやいや(汗)』


そうゆうことではなくて…

あ!


――『俺の着替えとかないからさ…』


俺は残念そうな演技をする。





――『大丈夫、大丈夫!この前着替え買っといた♪』

「は?」

――『奏と付き合ったら、泊まることもあるでしょ?付き合う前に買っとこうと思って…』

「………」


なんだよ(汗)

結構前から、付き合う気あったんじゃねえか…


俺の本気を伝えるために、時間をかけるつもりだったのに…

そんなの必要なかったんだな(汗)




――『ね?だから泊まってって』




沙和がねだるような顔をして言う。


こいつは…わかってねえな(汗)



――『悪いけど…今日は帰るよ』

――『え!どして!?』

――『…修也と約束してるから』

――『あ‥そうなんだ』


とっさに嘘をついた。

こいつがわかってなさすぎるから!


沙和はしゅんとして、残念そうな顔をする。

それを見て少し胸が痛かった…
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