君の声がききたい
なんだそれ…(汗)

時間をかけろって言ったのは、ハルちゃんじゃなかったか?




「まあ何にせよ良かったよ♪沙和幸せ?」


ゆっくりと口を動かして言うハルちゃん。

沙和は顔を赤くして、コクリと頷いた…


その顔がかわいくて、ずっと見ていたいくらいだ。

でもすぐに目をそらし、何事もないかのような顔をした…




「じゃあ2人が付き合った記念にさ〜‥今日どっか飲みに行かない?」

「いいね〜」


ハルちゃんの提案に、テンションがあがる隼人。



――『今日はダメなんだ〜』


沙和がしゅんとして言う。




「え?なんで??」

――『奏バイトだもん…』

「あ、そっか…」

「残念だな」


3人が、俺を悲しい目で見つめる。



「…なんだよ(汗)」

「バイト終わってから飲みに行こうよー」

――『そうそう!』


沙和とハルちゃんに攻められる俺。





「あー…でも俺・・今日はサッカー観たいし…」

「あ、そうだよ!今日の夜はサッカーだよな!日本vsデンマーク戦!!」

「そうそう!俺絶対観たいんだよ」

「俺も俺も」
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