君の声がききたい
「ハルちゃん、今どこにいんの?」

【大学の最寄りの○×駅!】

「今から行くから、待ってて」


俺は電話を切り、急いで着替えのTシャツを着る。




「奏…どうしたしたのか?」

「ハルなんだって?」

「沙和がいなくなった…」

「「え!」」


俺は荷物をまとめ、スポーツバックを肩にかける。




「今からハルちゃんとこ行く。悪いけど、お前らも来てくんねえかな…話は歩きながらするから」

「わかった」

「ちょっと待って」


修也と隼人と急いで荷物をまとめて、俺は2人と一緒にハルちゃんのもとへ急いだ。

















「ハルちゃん!」


30分後

駅に到着し、ハルちゃんと合流する俺たち。



「みんな!」


不安そうな顔をして、俺たちに駆け寄るハルちゃん。




「隼人…どうしよう‥沙和が・・・」

「ハル…」


今にも泣きそうなハルちゃんの背中を、隼人が優しくさすった。




「最後に沙和とどこで別れたの…?」
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