君の声がききたい
「来ちゃったねぇ」(ハル)

「だねぇ」(隼人)

「楽しみ〜」(虹)

「だな!」(修也)

「疲れた」(奏)

――『わーい♪旅行だ〜』(沙和)




1ヶ月後

俺たちはこの前話していた旅行を、実現させていた。


旅行といっても、場所都会からちょっと離れた海沿い…

キャンプではなく、ちょっといいホテルを取った。


渋滞にはまらないため、夜のうちに現地に向かい、翌日から旅行を楽しむことした俺たち。

半日バイトで働いたあと、数時間運転させられた俺は、寝不足と疲労が体にどしっと乗っかる。




「明日はBBQだね〜」

「楽しみぃ」


ホテルの俺たちの部屋に全員集まり、今は早速酒を飲み始めた。

部屋はカップルにつき、一部屋取っている形。




「虹、なんかつまみで食べたいのあったら言えよ?」


修也がテーブルに広げてあるつまみを指差しながら、隣で缶チューハイを飲む虹ちゃんに聞いた。



「うんっ。ありがとう」


修也に笑顔を返す虹ちゃん。





…なんか2人の世界って感じ?

ちょっと目障りなんだけど。←




「質問――!」




ちょっと酔っ払った感じで、隼人が手を挙げる。
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