君の声がききたい
「じゃあ服とか…普段どこで買ってんの?」

「ネットとか通販が多いかな」

「そっか…」


今はネットで服を買える時代。

だけどやっぱり、自分の目で見て、手で触って確かめて買い物したいよな…

そーだ!




「じゃあさ‥1○9行こうか!」

「…○9?」

「そうそう!あそこなら服いっぱい見れるしいいだろ?渋谷までちょっと遠いから、軽くドライブになっちまうけど…」

「全然いいよ!私ずーっと○9行ってみたかったの!」


嬉しそうな虹。




「じゃ、決まり。行くぞ〜」

「はーい」


俺はハンドルを握り、高速道路を目指す。

渋谷までちょっと距離があったが、虹と話しながら車を運転していたら、あっという間に渋谷に到着。

俺はパーキングに車を止め、虹を車椅子に座らせて1○9へ…





〜〜♪♪〜


「いらっしゃいませ――」

「どうぞご覧くださいませ――」


がやがや

がやがや



○9に着いた俺たちは、人の多さと、爆音でかかる音楽にただ驚くしかない…



さすがファッションの聖地○9!

服屋の数の多さと、

ショップ定員のおねえさんの気合いの入れ方…

なんかキラキラしてるぜ。






「どの店から見る…?」
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