君の声がききたい


沙和の質問に、しばし考える俺。



ーー『今日の下着は何色って聞いたの』

ーー『……っ!さ、サイテー!』

「何色?」

ーー『・・・(///)』

「言わないなら、確かめるまでだ」

ーー『バカっ!!』

「はいはい」

ーー『奏、疲れてるんじゃないの?』

「全然余裕。お前は?疲れてんならやめるけど…」

ーー『・・・(//)』

「はい。疲れてないのね」

ーー『~~~』


ベッドの上でじゃれる俺たち。

俺はいま、最高に幸せ…




ある日の夕方。

俺は大学の廊下で携帯を拾った。

その持ち主は、難聴の女だった。

その女との出会いで、

俺の生活は、180度変わったんだ…


あの日あの時間の

偶然の出会い…



全てに感謝する。




そして沙和…


あのタイミングで、

携帯を落としてくれて

本当にありがとう…




俺はずっとお前のそばで、お前に語りかけるよ。


キミの耳に届くように…



END









































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