君の声がききたい
唇にグロスを塗りながら、目を細めるハル。



“おかっぱ”って…(汗)

あの髪型はボブでしょ。

せめてもパッツンとか言おうよ…




――『…で。おかっぱちゃんの隣にいるのは誰?』

――『あの子は…修也くんの彼女の友達(?)なんじゃない?私もよく知らないけど…』


居酒屋で会った時も…あの子たちとは、絡んでないもんな。




――『ふうん。あの子は髪が長いねー。顔もかわいいし……』

――『そうだね』

――『でもあの子たちなんか感じ悪くない?通りすがる女のこと睨みすぎでしょ』

――『・・・(汗)』


始まったよ(汗)

ハルのダメ出しタイム…


ハルは昔からこうだからなー。

まぁ、言いたいことハッキリ言うから、サッパリした性格だけど…



――『なんかあの子たち…いかにも女子って感じだね。服とか髪型とか…すんごい気合い入ってるし』



確かに…

それはなんとなくわかるな。



あの修也くんの彼女は、顔がハッキリしてて、顔もちっちゃいし…体も細い系。

ダボッとした白いワンピに、黒のダメージがかったレギンスを履いて…結構高いヒールを履いている…


もう一人の子は、顔は雑誌の読者モデル並みにかわいいくて、ちょうどいい体型をしてる。

ピンクゴールドのワンピに、黒いリボンのベルトをして、ベージュの網タイツに茶色の夏っぽいヒールを履いていた。




2人ともすごい、自分にお金かけてるな〜

私なんか…
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