君の声がききたい
まぁ奏は、あの女の子たちと一緒にいただけで…

手話の勉強してただけだけどね。


でもずるいよ…

勉強したいからって・・私から避けるなんてさ……


そんなことされたら、もっともっと気になっちゃうじゃん…

私は本気で想われてるとか…うぬぼれちゃうじゃん…

奏を見ただけで…恥ずかしくなっちゃったり……しちゃうじゃんか・・・



自販機の前に着き、そんなことを思いながら野菜ジュースを買う私。

野菜ジュースを手に持ちながら、ハルのところに戻る…




奏はわからないでしょ…


私は告白されたあの日から…奏のことばっかり考えちゃうんだよ…


携帯を何度も見返しても…最近奏からのメールはないから・・
ちょっとため息とかついちゃう自分もいるんだよ…



これって…

なんなんだろう…





そんなことを考えながら、ハルのところに戻って少し話したあと…私たちは授業へ。

授業中も、ずっと上の空…


ま、元々先生の話は聞こえないから…黒板の内容をノートに書くだけなんだけど・・

ただノートに写しているだけで…頭には全然入ってこなかった・・・







【学生食堂】


お昼。

ハルと食堂へ行き、お昼に食べるメニューを選ぶ。


食堂はかなり混雑しているため、私はハルに手を引いてもらいながら移動する…





――『3色丼売り切れだったねー残念』
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