君の声がききたい
俺は修也にそう言い残して、その場からゆっくり歩き出す。




俺はスッキリしていた。


多分‥ずっとこうしたかったんだと思う…









「あれ?奏くん??」




「ハル‥ちゃん」


すると、沙和の友達のハルちゃんと偶然行き会った。




「どうしたの?怖い顔して…」

「え、あ‥いや」


怖い顔…してたか俺(汗)




「ね〜ちょっと付き合わない?ジュースおごるからさ♪」




「…いいけど」














ガコン

「はいよ」

「サンキュ」


自販機から缶コーヒーを取り出し、俺に差し出すハルちゃん。

俺はハルちゃんと、大学の入り口の近くにあるベンチに腰掛けた。





「つーか‥ひとり?」


沙和は?



「……ああ、沙和なら今先生に呼び出され中〜」
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