あたしの秘密

「なんで…ここにいてるの……?」


あたしの声は震えていた
足もガクガクで気を抜いたら倒れそうだった


「なんとなく?」

「お願いだから…あたしたちに近づかないで……」

「なんで~?いいじゃん」

「これ以上関わらないで!!」


そう言うと、あたしは走って逃げた


やっと立ち直れたところなのに…
どこまであたしたちを苦しめるの…


家に着いて、部屋にこもった

体の震えが止まらなかった
あのことも思い出してきた



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