あたしの秘密

｢その人の名前颯って言うんだけど、颯のおかげで楓に会うことが出来た。やっと立ち直れたって思ってたけど楓の顔を見たらやっぱり怖かった。｣

｢最初はこのまま会わずに過ごすって思っていたけど、颯に4年前のこと聞いてもらって抱き締めてくれたら、このままじゃ何も変わらないって思って会うことを決心したんだ｣

｢本人は何もしてないって言うんだけど、充分背中を押してくれたんだ｣

｢あたし最近まで運命を恨んでた。でもね、今は恨んでないんだ。こうして颯と出会ったことや付き合えたことは運命だって。だから運命に感謝だねって言ったら颯泣いていたんだ。あたしが見た中で一番きれいだった｣

｢ちなみに颯あたしの彼氏なんだ。お兄ちゃん怒らないでね？また来るからね。颯も連れて｣