あたしの秘密

街を歩いていると、けんかする音が聞こえたから急いで行くと
1人の男の子が数人とけんかしていた。


「ねぇ、その子と変わってあたしとけんかしようよ」

「お前女じゃねぇか、俺たちがすぐに勝つよ~」

「偏見するとは、根性ないじゃん。」

「あ゛あ゛!!上等じゃねぇか!!」


数人で殴りかかってきた。
あたしは、よけて1人1人のお腹に拳を入れ、気絶させた。


「弱すぎるよ~」

「……お前何者なんだよ」


そう言われたから、振り返ると
そこには奥本颯がいた。
あたしばれてない?
ってばれないようにしないと…


「うーん…、蝶華って言っておくね」

「蝶華って…、あの!?」

「まぁねってことで気をつけて帰ってね~」


そう言い、奥本颯から離れて行った。
危ない危ない、あたしも気をつけなきゃ。


まさか、次の日あんなことになるなんて
このときのあたしはちっとも考えてなかった。


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