あたしの秘密

次の日気になったから悠斗に聞いてみた。


「なぁ……野宮といっしょにいてる女誰だ?」


と聞いたら悠斗は飲んでいたお茶を吹いてむせていた


「ゴホッ、ゴホッ!!何いきなり言ってんだよ……。お前どっかで頭打った?」

「打ってねぇよ……。ちょっと気になって」

「ふーん……あのお前がね~」


ニヤニヤしながら俺の方を見た。


「キモい……であいつは誰?」

「えっと……名前は大西彩乃で野宮さんと小学校からいっしょで大親友とかだったな、んでいつもめがねに2つにくくってる。成績上位3位以内にはいつも入っている。
ちなみに大西さんってめがね外したら超美人って噂だけどな。
あと週に3回決まった日に1人で家と反対方向に行って、いつも駅前のトイレに行くんだって、それが何故かいつも出てくるのが蝶華なんだとよ」

「ふーん……ありがとう、悠斗」

「お前本当に頭打ってないのか?」

「打ってねぇよ!!じゃ俺教室に戻るから」

「おぅ!!またな~」


あいつのバカさに呆れながら教室に戻った。


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