あたしの秘密

昼休みになり、悠斗のところに行くふりをしてあいつを見に来た。


「珍しいなぁ~お前が俺のクラスに来るって。あっ、この俺に惚れちゃったとか?」

「んなわけねぇよ」

「あっ、もしかして大西さんを見に来たとか!?」

「あぁ、どんなのか見てみたかったした」


そう言うと悠斗は1人ポカーンとしていた


「お前………、本当に颯か?」

「俺だよ……」

「………。保健室行くか?」

「行かねぇよ、それよりどいつだ?」

「あぁ…、ほら野宮さんと話しているのが大西さんだよ」

「サンキュ」


と言い、あいつの方を見た。
野宮と仲良さそうに話していた
ふと首元をみるとそれは
蝶華がつけていたのと同じだった。


「まさか……、あいつが……」


と悠斗に聞こえないくらいの声で言った。
蝶華がつけているのは非売品で日本に1つしかない幻のネックレスだった。
アクセサリーは興味ないけどあのネックレスは昔雑誌に非売品だと載っていた
悠斗と話し終え、なんであいつがと思いながら教室に戻った。


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