あたしの秘密
「来週の土曜日さ、暇だから買い物しない?」
「あたしもちょうど行きたかったから、もちろんいいよ!!」
「蝶華は大丈夫なの?」
「その日だけ、お父さんの下っ端にやってもらう。あたし疲れてると思うし~」
「ふーん、あとその日お父さんたちいないから夕ご飯いっしょに食べていい?」
「もちろんいいよ!!」
有香といっしょに食べれる!!と思っていたら
「彩乃、浮かれすぎ」
と有香からデコピンをくらった。
これがまた地味に痛いのよ~
「痛い……」
「せっかくかわいい顔してるのに、何という顔をしてるのよ」
「元々不細工なんだからいいじゃん」
「………………………」
有香は急に黙って、ため息をついた。
「これじゃあね…」
「???」