あたしの秘密

食べ終わった後、みんなでいっぱい笑いながら話した


「あ、もう10時だ。颯、有香送っていくよ」

「ありがとう」

「俺はいいから。家近いし、彩乃は野宮送ったって」

「えっ、でも…」


悩んでいたら、お父さんが


「俺が有香ちゃん送るから、彩乃は颯くん送りなさい」

「お父さん、ありがとう」

「じゃあ、そろそろ…」


玄関までいっしょに行った


「じゃあ、彩乃また明日。ばいばい」

「ばいばい、有香」


有香が見えなくなってから、颯と歩き出した


< 85 / 192 >

この作品をシェア

pagetop