スーツ脱いで、ネクタイ緩めて
「先生がその気ないんなら、私から攻めますけど?」
「なっ…!!///」
私は未だ真っ赤の綾部先生に近寄ると、先生のネクタイをくいっと緩める。
「や、やめなさいっ…!!///」
もう私を止めても無駄無駄。
だって見たいし。
先生の困ってる所。
「教師監禁事件なんて、面白いと思いません?」
「馬鹿っ、誰が面白いんだ!!」
焦ってる所も可愛い。
「何で抵抗しないんですか、私の思う壺ですよ?」
「女の子には…手は出さない主義なんだよ…//」
へぇ-…平和主義ねぇ…
「ほぉ-…、どんな事したら手を出す範囲になるのか是非知りたいなぁ~、綾部先生?」
綾部先生の黒いスーツの襟に手をかければ掴んで脱がそうとしたその時だった。
「橘っ!!!!!」
現れたのは紛れもなく、変態教師の中田こと中田先生だった。
「なんであんたがここにいるの?」
毎日毎日綾部先生に付きまとってる中田。ホモなのだろうか?
気持ち悪い。あんな奴大っ嫌い。
「綾部先生に何してたんだっ。」
あんたに関係ないじゃないの。
「すみません中田先生、俺が橘を引き止めたんです。」
綾部先生は、私をかばってくれた。
何気ない優しさで。
「綾部先生がそう言うなら…」
やっぱり