ご奉仕ワーリィ


何かをしたいと思うほど。


「す……き、で、ぇ……、くっ、うぅ……」


もう、私は――


「ラハ、ティーが……すきな、の……っ」


喉が痛くなる告白は、彼の体の重みで潰れそうになったところで終わった。


ベッドのスプリングが最大まで下がり、今にも跳ねてあがってきそうなのに、彼の重みが容赦ない負荷を与えて元には戻らない。


体全体を圧迫され、息をするのが苦しいほどなのに――嫌な感じがまったくなかった。


「ああ、もう……っとに、ずるいのはそっちだろうが」


締め付けるような腕の中で聞いた言葉は、泣いているようにも思えた。


「ラハ……」


「一分後に離しましょう。今までの言葉を訂正するなら、その間にしてください。しない場合は、よりひどくしちゃいますからね」


< 139 / 174 >

この作品をシェア

pagetop