ご奉仕ワーリィ
晴れやかなる愛欲をベッドの上で
(一)
朝。
チュンチュンと鳴く鳥のさえずりが目覚まし代わりとなる、そんな微笑ましい朝。
雲一つない青空を見て、今日も暖かく過ごしやすい日になるんだろうなぁ、と頭の隅でお日様に当たるお散歩も一日の予定に加えたくなる、うん、そんな朝なのに。
「ひどっ、ひどい、ぃ、うぅぅ……っ」
世界の終わり並みに、私は咽び泣くのであった。
「信じられ……ぃ。わた、わたし、もうやだって、言ったの、にぃ……」
「ええっ、そうでしたか?俺には陛下自らが、『もっと』としか言っていないものだと思いましたよ」
いけしゃあしゃあと語る、隣に寄り添う男にチョップを食らわしたくなった。
しかし、体に力が入らずに動けない。寝返りを打つことさえ、体のあちこちがひりひりするからできないので、私は彼のすっきり爽快MAXな顔を見続けなければならなかった。