ご奉仕ワーリィ
互いに横になり、見つめあって、彼の腕枕と頭を撫でる手にまた眠ってもいいのだけど……私を気絶させた手には警戒心を持ってしまう。
「バカ、バカぁ。わたし、きちんと気持ち、伝えて……、わたしがなにか、した、したかったのに、結局、ラハティーばかりが……っ」
「いえいえ、いつも以上の声と陛下のおねだりで、俺はお腹いっぱいですよ」
「それはっ、あなたが、言わせっ、て……じゃなきゃ、帰るって、脅した、から……っー」
「脅すだなんて人聞きが悪い。俺は陛下の意思のままに行動するだけですから。
――とか言いたいですが、あなたが思いの外、人の食指を動かす可愛い反応をするから俺もついついいじめ……ああ、いえ、より卑猥な姿にさせたくなりました」