アンバランスな手首
1
キーボードを叩く音が軽快に響く。
その音を合図に、隣の席の彼を盗み見する。
真剣な眼差しで画面に向かう彼は、私より一つ年下の新人君だ。
彼は、童顔に加え語りもソフトなので、既に職場のアイドルだった。
そんな彼のキャラと唯一合ってないのが、その手首だ。
その音を合図に、隣の席の彼を盗み見する。
真剣な眼差しで画面に向かう彼は、私より一つ年下の新人君だ。
彼は、童顔に加え語りもソフトなので、既に職場のアイドルだった。
そんな彼のキャラと唯一合ってないのが、その手首だ。
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