* 甘々な先輩 *




って、あたしも何で悩んでたかは


会長が教えてくれたんだけど。




「よし。あたしも行きますか」




自分に喝を入れて校舎に戻った。


その時、ブルッと震えたケータイ。




ん?


確認すると先輩で。


階段を登りながら


先輩からのメールを読む。





【さっきはありがと。

 前向きに頑張ってみる。

 俺のために泣いてくれるしぃが

 やっぱ好き

 …あ、泣き顔見たの覚えとけよ】





なっ………///


やっぱ好きって……!




階段の真ん中で一時停止したあたし。


すると、またブルッと震えたケータイ。




画面に表示された新着メールを開く。





【今ニヤけてんだろ。

 他の人に迷惑だから堪えろ】





………っ。


やっぱり、先輩は先輩でした。



END



< 171 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop