* 甘々な先輩 *
って、あたしも何で悩んでたかは
会長が教えてくれたんだけど。
「よし。あたしも行きますか」
自分に喝を入れて校舎に戻った。
その時、ブルッと震えたケータイ。
ん?
確認すると先輩で。
階段を登りながら
先輩からのメールを読む。
【さっきはありがと。
前向きに頑張ってみる。
俺のために泣いてくれるしぃが
やっぱ好き
…あ、泣き顔見たの覚えとけよ】
なっ………///
やっぱ好きって……!
階段の真ん中で一時停止したあたし。
すると、またブルッと震えたケータイ。
画面に表示された新着メールを開く。
【今ニヤけてんだろ。
他の人に迷惑だから堪えろ】
………っ。
やっぱり、先輩は先輩でした。
END