* 甘々な先輩 *
あたしたちはお互いに
お互いのことを考えすぎてたんだ…。
「今日は…これでおしまい。
……寝よ?」
布団に手をかけた先輩は
ベッドをポンポンと叩いた。
先輩に満たされて
あたしはぐっすり眠ることができた。
【今日は早く帰る!】
そうメールがきたのは数分前。
忙しい先輩が早く帰るなんて
貴重すぎる……。
授業を終え、家に帰ってきたあたしは
夕飯を作りながら
【急ぎすぎて事故らないでよ】
と返信。