* 甘々な先輩 *
「…あたしも、先輩がいなきゃダメ…」
ずっとずっと…
一緒にいたい。
先輩じゃないと嫌…。
「これからもずっと
2人で支え合って生きていきたい」
あたしはコクリと頷いた。
「だから、さ」
そう言うと、あたしの方を向いて
あたしの頬に優しく手をかけた。
「結婚、しよっか?」
「………っ」
その言葉を聞いた途端、
あたしの涙腺は崩壊して
涙がポロポロと溢れ出した。
「今じゃなくて、俺も詩織も
ちゃんと成人して、同棲して
給料もらって…。
結婚するのは、きちんと
準備が出来てからにしよ?」