* 甘々な先輩 *
もう……!
こうなりゃ勢いでしょ!
ためらうから恥ずかしくなんのよ!
あたしは先輩から離れて
一瞬だけ、軽く触れるだけのキスをした。
「…それだけ?」
それだけって何────っ!!
あたしは必死にこの道の真ん中で!!
恥ずかしくって、
絶対顔とか赤くって…、
それでも頑張ってやったのに!!!
「もーっと濃厚なの期待してたな〜」
「そんなの、こんなとこで
出来るわけないでしょ!」
ここ! 道だから!
みんな見てるから!