* 甘々な先輩 *
そしたら
店員さんがあたしたちの元に来て。
「じゃあ、南さんはあちらで
前園さんはこちらへどうぞ〜」
「あ、はいっ」
言われた席に座る。
……なんか、違和感。
あ。
先輩とあたし…一番端の席だ。
つまり、横一列に並んでるカット台の中で
右端はあたし、
左端は先輩が座っている。
何で…?
別に、あたしの隣空いてるよ?
……まぁ、
気にすることの程でもないけどね?
「シャンプーするのでどうぞ〜」
髪型をあれこれ店員さんと話し合った後
あたしはシャンプー台へ促された。