* 甘々な先輩 *
みるみる顔が赤くなる。
…っ、熱い…。
「先輩も、ヤバイ…です」
先輩の髪は無造作に整えられていて。
前髪も少し斜めにかかっていて。
前髪の隙間から見える先輩の目が…。
私の胸をぎゅっと締め付ける。
染めなくても茶髪な先輩は
これぞイケメン!って感じ。
…やばいよ、これ。
ほんとに、ドキドキ…止まんない…。
「…帰ろっか」
先輩と手を繋いで。
4年目でもドキドキ。
彼女の余裕なんて
まだ持てないみたいです。
END