愛初あいぞめ〜おいしくっフルーツパフェ!<短編集>
「 さて…とぉ…
うん!
今日の嬉しかったことはねぇ…
郁水くんにね…
車に乗る時も…
降りる時も…
ドアをね
開けてもらったり…
閉めてもらったり…
私ってね
女の子なんだなぁって
嬉しくなっちゃったんだ! 」
独り言を言いながら日記を書いていた。
はじめて人を好きになって、
しかもハツカレは年上で
郁水くんの大人の振るまいに…
私は子供すぎて
1つ1つのことが上手にできなくてドキドキがスゴいの!
助手席に座ってるだけでも、
このドキドキが聞こえるんじゃないかって
恥ずかしいんです。
郁水くん…
あぁ…かまないで言える日がくるのかな?
私が大人になっていくけど
年齢差にはかなわない!
ずっと私は子供なのかもしれないなぁ。