愛初あいぞめ〜おいしくっフルーツパフェ!<短編集>
窓をあける
空気を身体に感じて吸い込む
よく晴れた空の色も
雪が降り積もる朝のにおいも
すべて大好きな人に
ひとつ残らず伝えたい。
今は離れているけど
いつでも隣にいるような気持ちをこめて
毎朝メールを書いていた。
お互い仕事をしている。
1分1秒でも無駄にできないって…
もちろんわかっているけどね
私のメールに返信がくるのは
週末の夜だけ!
返信がこないことにイライラしている自分に
心がちっちぇ!!!
って、やっと気がついた。
そっかぁ
私
碧くんにメールしてほしくって
つながっているって
毎日感じたくてメールしてるだけ!
自分の気持ちを押し付けているだけだもんね。
私のこと
重いって思われたら…
終わっちゃうよね。
今月は
バレンタインデーというイベントがある。
それと私の誕生日もある。
だから
もっと
つながっていたかったのかもしれない。