その全てで私を愛でて
私だけのもの
『ただいま』


玄関から聞こえてきた彼の声に、

私は作りかけのサラダをほっぽりだして、パタパタとスリッパの音を響かせ玄関に急ぐ。

そして、“お帰りなさい"と、
彼に笑顔を向けて出迎えた。
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