先輩のいた学校【続編】
 
 「あの教頭の顔みたかぁ!?マジうけたしッ☆」
 
 「なんだその口の利き方は~だってさぁ~!」

 笑う2人は玄関へと向かった。 すると・・・

 「あッ!!!劫先輩!!!」
 
 羽留と彩に偶然であった。
 
 「おぉ~、羽留チャン☆」
 
 「あッ!彩ぁ~♪」

 「啓先パ~イ・・・」

 彩は疲れた顔して大胆にも啓に抱きついていた。

 『ガバッ!』
 
 「先輩・・・」

 「あれ?なんかさっきと違うね☆」
 
 そんなことを言いながら、啓は彩の頭を撫でた。

 「先輩・・・どうしたんですか?あの後。」

 「ん~?教頭に思いっきり怒鳴られたょ♪」

 ・・・・やっぱり。

 「先輩だけ怒られるなんて変ですよ・・・」

 彩が震えた声で言った。

 「そんなことないょ?あッ!俺等これから教頭に授業でなくていいって言われたから

 帰るんだけど一緒に帰る???」

 「あッ!そうだった☆羽留チャンたちも一緒に帰ればいいじゃん。」

 「・・・・・・・どうする???」

 彩が羽留に問いかける。

 「・・・・今日はめんどくさいからこのまま帰ろうか。」

 明日絶対に怖い思いをすることはわかっていたが、自然にうなずいていた。

 「うん・・・帰ろぉ~」

 「彩さぁ俺の背中のってく???」

 そんなことを啓が言うなんて思わなかったので彩はびっくりした。

 「えッ!?なんでですかッ!?」

 「いいから☆のる???」

 せっかく言ってくれてるならと彩はうなずきのった。

 「じゃぁ・・・」
 
 『ふわっ・・・・』

 
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